The Ambient Collection

art of noise
   ■Artist : Art of Noise
   ■Title : The Ambient Collection
   ■Label : China Records
   ■Release : 1990
   ■Sample :




1983年のデビューから当時まだまだ先鋭的な手法であったサンプリング技術を用いてありとあらゆる「音」の断片をコラージュにより音楽的に昇華させたグループ、Art of Noiseの過去の楽曲からAmbient選集としてKilling Jokeのベーシストにして最初期The Orbのメンバーであり現DragonfryのオーナーであるYOUTHがコンパイル。リリースは1990年、今から約15年前だ。

雷鳴と雨音で幕を開ける今アルバム。
やがてそこには日本語の女性の声が幾度となく断片的に繰り返され脳を掻き乱す。

「朝もない、太陽もない、昼もない、光もない、影もない、蝶もいない、鳥もいない」
「朝もない、太陽もない、昼もない、光もない、影もない、蝶もいない、鳥もいない」

効果的に使われるそれらのフレーズがループし続け、こだまを繰り返す。
彼らの手によって半ば呪術的で神秘的な響きがそれらの言葉には宿ってしまったかのようだ。

そして雨はいつの間にか止んでしまい小鳥の囀りと穏やかな波音が聞こえてくる。
美しいChantのコーラスと共に湿気をたっぷりと含んだトライバルなリズムが脈打つ。
壮麗なストリングスと優雅なピアノの旋律。
森に響き渡るベルの可憐な響きとフルートによる甘く切ない音色。

1枚を通して幸せな笑顔に満ち溢れていた瞬間がここには存在している。

80年代に捧げられた鎮魂歌、そして90年代に捧げるファンファーレ。
だからさぁ古臭い音なんて言わないで、とりあえず一服でもして聴いてみなよ。


Track List
1.Opus 4
2.Opus for Four
3.Nothing Was Going to Stop Them Then, Anyway
4.Crusoe
5.Island
6.Camilla
7.Ode to Don Jose
8.Counterpoint
9.Roundabout 727/Ransom in the Sand
10.Eye of a Needle
11.Robinson Crusoe
12.Nation Rejects
13.Art of Love [7" Edition]

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