The Orb's Adventures Beyond The Ultraworld
... 2007.09.16.[Sun]

■Artist : The Orb
■Title : The Orb's Adventures Beyond The Ultraworld
■Label : Big Life
■Release : 1991
■Sample : ♪

The Orbのおよそ2年ぶりのニュー・アルバム『The Dream』がこの9月にリリースされることとなった。KOMPAKTからリリースされた前作『Okie Dokie It's The Orb On Kompakt』(→過去の紹介記事)はここ数年の間、不調が続いていたかに見えたThe Orbの完全復活作と称された作品であるがそれからおよそ2年、最新作『The Dream』は初期回帰作ともいえるレゲエ/ダブ色の非常に強い作品だということで往年のファンから新しいファンまで、その作品へ向けられる期待は高まるばかりである。
1988年にAlex PatersonとJimmy CautyがThe Orbを結成して以来、多くの作品をリリースしてきたが今回紹介する1stアルバム『The Orb's Adventures Beyond The Ultraworld』、そして続く2ndアルバム『U.F.Orb』はその時代を、そしてThe Orbというユニットを象徴する作品であると言えよう。
この1stアルバム『The Orb's Adventures Beyond The Ultraworld』がリリースされたのが1991年、今からおよそ16年前の事である。ここでわざわざ自分が改めて説明するまでもなくもはや多くの人によって語り尽くされたであろう今作だが、2枚組で10曲およそ110分にも及ぶこのアルバムはThe Orbというユニットを代表する1枚であり、時代は流れても今以て変わることの無いThe Orbの何たるかが集約された作品ではないだろうか。
今作はDisc1<Earth Orbit><Lunar Orbit>/Disc2<Ultraworld Probe><Ultraworld>という4部構成の作品となっており、ニワトリの鳴き声で幕を開けるオープニング曲“Little Fluffy Clouds”はThe Orbの代表的な1曲であり美しいメロディと重心低めなリズムが印象的な緩やかなダンストラックである。やはり1枚を通して非常にレゲエ/ダブからの影響が色濃く出ており、もわっとした煙たいベースラインと重厚なリズムが作品の根幹を支えている。それに加えてThe Orbを語る上で忘れてはならないものが、ユーモラスなセンスとそこから得られるオプティミスティックな感覚だろう。
とかくシリアスになりがちなこの手のサウンドの中でもThe Orb(厳密に言えばそれはAlex Patersonによる所が大きかったろう)にはユーモアのセンスがあったし、何よりもトリップというものを熟知していたAlex Patersonなりの楽観主義的な幸福感とユルい笑いがあった。
2部にあたる<Lunar Orbit>の2曲はそれまでのダビーな要素は幾分抑えられ、その名の通り夜を想起させる神秘的で美しいメディテーショナルなアンビエント曲を中心に構成されている。特に14分にも及ぶ穏やかで壮大、果てなき美しさを持つ幻想的な“Back Side Of The Moon”はエクスタシー世代の若者が過剰摂取の果てに辿り着いた月の裏側の世界といった所だろうか。
そして忘れてはならないのが最終章であるDisc2<Ultraworld>の2曲である。特にラストを飾る“A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre Of The Ultraworld / Live Mix MK 10”はその長すぎるタイトルと永遠のソウル・クラシックス、Minnie Ripertonによる“Loving you”をサンプリングしていることでも有名すぎる、正にThe Orbを代表する1曲である。
およそ19分にも及ぶ長尺な曲ながら緩やかな変化の中でスペーシーなシンセサイザーの浮遊する音色に、人の声、動物の鳴き声、波音など何ともユーモラスなサンプリング・エッセンスが巧みにコラージュ&ミックスされ次第に美しいコーラスと共にMinnie Ripertonの“Loving you”のあの印象的なサビのフレーズが聴こえてくる。これは90年代という時代の持つ刹那的な幸福感とその裏にひっそりと隠された憂いや切なさ表現した正にThe Orbを代表する、そして時代を象徴する1曲ではないだろうか。
The Orbを知らない人にまず薦めるならばやはりこの1stと2nd『U.F.Orb』をオススメしたい。
(因みにこの1stアルバムは昨年にボーナスディスクを入れた3枚組アルバムとして再発されている)
Track List
-Disc1-
<Earth Orbit>
01 Little Fluffy Clouds (4:26)
02 Earth (Gaia) (9:48)
03 Supernova At The End Of The Universe (11:56)
<Lunar Orbit>
04 Back Side Of The Moon (14:15)
05 Spanish Castles In Space (15:06)
-Disc2-
<Ultraworld Probe>
01 Perpetual Dawn (9:30)
02 Into The Fourth Dimension (9:16)
03 Outlands (8:23)
<Ultraworld>
04 Star 6 & 7 8 9 (8:10)
05 A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre
Of The Ultraworld/Live Mix MK 10) (18:43)
-Disc1-
<Earth Orbit>
01 Little Fluffy Clouds (4:26)
02 Earth (Gaia) (9:48)
03 Supernova At The End Of The Universe (11:56)
<Lunar Orbit>
04 Back Side Of The Moon (14:15)
05 Spanish Castles In Space (15:06)
-Disc2-
<Ultraworld Probe>
01 Perpetual Dawn (9:30)
02 Into The Fourth Dimension (9:16)
03 Outlands (8:23)
<Ultraworld>
04 Star 6 & 7 8 9 (8:10)
05 A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre
Of The Ultraworld/Live Mix MK 10) (18:43)
コメント
どうもお久しぶりです〜
オーブは2枚組のミックス仕様のベストしか聴いたことがなくて、
最近このアルバムのデラックスエディションを
購入しようか迷ってたんですよね〜
勝手に、ですけど、後押しされた気分ですw)
オーブは2枚組のミックス仕様のベストしか聴いたことがなくて、
最近このアルバムのデラックスエディションを
購入しようか迷ってたんですよね〜
勝手に、ですけど、後押しされた気分ですw)
>bigflagさん
どうも〜ご無沙汰しております〜
再発盤は買ってないんですが3枚目のボーナスディスクは気になりますね・・
KOMPAKTから出たアルバムもかなり良かったですが個人的には1st、2nd、ライブ盤辺りがお気に入りです
再発盤は買ってないんですが3枚目のボーナスディスクは気になりますね・・
KOMPAKTから出たアルバムもかなり良かったですが個人的には1st、2nd、ライブ盤辺りがお気に入りです
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