Teera

Expe-Teera
   ■Artist : Expe
   ■Title : Teera
   ■Label : --(Private Solo Album)
   ■Release : 2006
   ■Sample :




90年代後半より黒人ミュージシャンとのファンクバンドでの活動を経て、2002年にはドラマーのタカハシミノルとのユニットNutronにおいて“Space Guitar Player”としてその変幻自在で個性的なギター・スタイルが密かな話題となっていた大阪出身のスペース・ギタリストYoshitake Expe。
現在は自身のソロと並行し、山本精一や千住宗臣らと組んだバンドParaとしても活動し、特にソロのライブでは日本各地のクラブでのパーティーや野外レイブからお祭りなどに出演し、近年ではアートスペースに於けるサウンド・インスタレーションなど、実験的な活動も精力的に行うミュージシャンである。

今作『Teera』は沖縄の霊島、久高島でのフィールド音源と彼の生み出す神秘的で透き通ったギターの音色が美しく溶け合った非常に穏やかで、またスピリチュアルなアンビエント作品となっている。
久高島は沖縄諸島の中でも最も霊験あらたかな島として現在も島内には幾つもの御嶽(=霊場)が存在し、遥か琉球王朝の時代から神聖視されている随一の霊島/パワースポットでもある。
この作品では、そんな久高で録られたという波のせせらぎが随所に盛り込まれ、寄せては返す波音と共に聴く者の心を静かに洗い流すかのような清廉な響きを聴かせてくれる。そしてまたExpeの幾層にも連なったハーモニックで美しく穏やかなギタープレイがまるで波間に悠々と漂っているかのような非常に幸福感に彩られた夢心地の音色を紡ぎ出している。

全3曲、およそ1時間余りにも及ぶこのアルバムの中で彼のギターサウンドは、まことに神秘的でまことに美しい音色を奏でている。おおよそこれらの音がギターのみで演奏されているとは俄かに信じ難い程にその音色は多彩であり、そしてまた自由であり、それはまるで虹色の光の輝きを放っているかのように1音1音が眩いほどに煌いているのである。
それに加えて、輝く金色の波間から悠然と突き出ている1本のギターを描いたジャケットのアートワークもこれらのサウンドを視覚化した非常に象徴的なものとなっていて素晴らしい。因みにこのアートワークはFlower Of Lifeのパーティー・フライヤーを始め、井上薫やDaniel Wang等のジャケット・アートワークでその独創的なグラフィックスで観る者の視覚を刺激し続けるIppiによるもの。


Track List
tyruru
01 vinnuswi majavani(39"20'39)
02 tyntuganasy nirar harar(19"13'01)
03 isiki hama(04"57'27)
Expe-Teera

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