Possible Conclusions To Stories That Never End

Mike Shannon-Possible Conclusions To Stories That Never End
   ■Artist : Mike Shannon
   ■Title :Possible Conclusions To Stories That Never End
   ■Label : ~scape
   ■Release : 2006
   ■Sample :
   myspace.com

90年代からDJ活動を開始し自身の生まれ育ったカナダはキッチナーに於いてエレクトロニック・ミュージック・シーンの地盤を築いたというMike Shannon。1999年にスタートした自ら主宰するレーベル、Cynosureを始め過去にはWagon Repair、Logistic、Force Inc.といった様々なレーベルから作品をリリースし、Akufen、Jeff Milligan、Deadbeatといった同郷のアーティストと共に現在盛り上がりを見せるカナディアン・テクノ、クリック/ミニマルといったシーンを代表するアーティストでもある。

今作はそのMike Shannonによる4年ぶりの2ndフルアルバムであり、リリースはそれまでと一転してStefan Betke(a.k.a Pole)擁するドイツはミニマル/ダブ・シーンの要、~scapeからとなっている。過去にリリースしてきた12incやEPではグルーヴィーでアップ・リフティングなクリック/ミニマルを披露してきたが本アルバムでは~scapeというレーベル・カラーに照準を合わしたダビーで煙たいダウンテンポ・トラックを中心とした作品に仕上がっている。またジャケットのアートワークに於いてもこれまで一貫したミニマムな美意識で統一してきた~scapeだが今作では珍妙なコラージュ・アートを美しくポップなセンスで纏め上げたものとなっており、作品に華を添えている。

今回の作品にはゲスト・ミュージシャンも参加しており男女のボーカル二人に加えジャズ・ドラマー、そしてジャズピアニストをゲストに迎えていることもありそこから推測出来る通り非常に有機的な香り漂うリスニング志向の強い作品だと言えるだろう。中でも女性ボーカルをフィーチャーした曲では弾けるようなクリッキーなリズムにメランコリックなメロディー、そして気だるく誘い込むような霞掛かった歌声が絡む妖艶で官能的な楽曲に仕上がっており、それはまるでかつてのトリップ・ホップと現在のクリック・サウンドの邂逅とでも言うべき趣向の作品となっている。
そして終盤、ゲストのジャズ・ミュージシャン2人の参加した#13、#14が特に素晴らしい。静謐で物哀しい音色を奏でるピアノに生々しいドラミング、そしてMike Shannonによる乾いた電子音が耳を掠める優美なクリック・ジャズ・ブレイクスでアルバムは幕を閉じるだろう。

Track List
1 Come To U (5:25)
2 Sudden Moves (5:11)
3 Sweet Lies (2:58)
4 Blind (5:30)
5 Miyako (5:11)
6 Taken Only Road (5:15)
7 I'll Pay My Rent On The Daytime Nocturnal (3:38)
8 Underwater Fish Market (1:17)
9 Bathing In Microwaves (4:28)
10 Last One Terrified (2:22)
11 News (1:34)
12 Remembrance (3:17)
13 Tears (3:37)
14 The Last Days (4:22)

コメント

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL

http://dime2dime.blog25.fc2.com/tb.php/154-a515da99