Northern
... 2007.01.06.[Sat]

■Artist : Taylor Deupree
■Title : Northern
■Label : 12K
■Release : 2006
■Sample : ♪
NYの電子音響アンビエントの最高峰レーベル、12Kのオーナーにして自身もアーティストとして活動を続けるTaylor Deupreeによる2006年に自身のレーベルよりリリースされた久々のニューアルバム『Northern』。間に幾つかのコラボレーションアルバムを挟み、ソロのオリジナルアルバムとしては東京のSpekkからリリースされた『January』以来およそ2年ぶりの作品となる。
本作はアルバムタイトルからも連想される通り“冬”という季節、そして自然の情景にインスパイアされた作品である。 最近の彼はNYの中心地ブルックリンでの都市生活から少し離れ自然豊かな郊外へと引っ越したようで、日々の暮らしと制作環境の変化によってこのアルバムでも彼のサウンドに幾許かの変化を聴きとるが出来るだろう。
近年のDeupreeのサウンドはかつてのストイックなまでのミニマリズムから少しずつ距離を押し測りながらその間を広げているように感じられる。今作でもミニマル・サウンドは作品の根幹には据えられてはいるが、かつて程の切迫したような印象ではなく生楽器の大胆な導入によって非常に表情豊かで柔らかな感触のサウンドに仕上がっている。そしてアコースティックギターやハーモニカ、ピアノ等の生楽器が緩やかなメロディーを奏で、微かに聴こえるフィールドレコーディング音と次第に溶け合いながら繊細なハーモニーを描き出している秀逸なアンビエント作品となっている。
前作『January』も来日時の東京の雪景色にインスパイアされて制作したとの事だったがDeupree自身、冬や雪といったものに特別な感情や思い入れがあるのだろうか。
確かに彼のサウンドからは静謐で繊細な、まるで冬の澄んだ空気のような印象を受ける。そして行間を感じさせるような美しい空間的サウンドスケープは冬の静かな景色にゆっくり染み入るように響き渡るサウンドトラックとなるだろう。
Track List
01 Everything's Gone Grey
02 Northern
03 A Dead Yellow Carpet
04 Shell Shell Bye
05 Haze It May Be
06 November
01 Everything's Gone Grey
02 Northern
03 A Dead Yellow Carpet
04 Shell Shell Bye
05 Haze It May Be
06 November
コメント
トラックバック
トラックバックURL
http://dime2dime.blog25.fc2.com/tb.php/143-90bff84d








