◆◆◆春分祭 2008◆◆◆

去年に引き続き今年も開催!春分の日を祝うハイブリッドな祭り!!
ごった煮カオスな祝祭空間!!!

春分祭 2008 春分祭 2008 春分祭 2008

2008.3.19(Wed/祝前日)
-KATAKAMUNA PRESENTS-
『◆◆◆春分祭 2008◆◆◆』
@神戸上屋劇場/Kobe Uwaya Gekijou

>>OPEN 18:00/CLOSE 05:00
>>DOOR-4000yen/w1d
>>WITH FLIER-3500yen/w1d
>>ADV-3000yen/w1d

■GUEST BELLY DANCER
・Mishaal(Samenyolu/Yillz Tribe/Sacred Earth)
■GUEST DJ
・Gio/Makyo(DAKINI RECORDS)
■LIVE
・amatuti dub drawing space 瀧康太[Guitar]+二神晃[VJ]
・HITO[Didgeridoo]
 feat 黒木ハイロ a.k.a. Krokichi(Chelsea Flower Show)[Guitar]
・aMadoo
・MONAMI[Afican Band]
・K-106

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Olento

Ø-Olento
   ■Artist : Ø
   ■Title : Olento
   ■Label : Sähkö Recordings
   ■Release : 1996(Repressed/2005)
   ■Sample :




Pan SonicのMika Vainioによる変名の1つであり代表的な名義でもある“Ø”による1996年リリースの作品『Olento』(2005年に他のØ名義初期作品と共に再発)。リリースはPan Sonic最初期の作品やMikaによるソロ作品を多くリリースしているフィンランドのSähkö Recordingsより。Ø名義ではPan Sonicで聴けるようなノイジーなサウンドよりも、比較的フロアを意識したような4/4ビート作品から初期電子音楽のようなミニマルで実験的な音響作品、そしてアンビエントやドローンといった静謐で抽象性の高い作品までをその唯一無比なオリジナリティーとストイックなまでの実験精神で表現している。

今作でもØ名義らしい全く人肌を感じさせない極低温の冷え切ったウルトラ・ミニマル・サウンドを展開し、聴く者の感覚器官を一瞬で麻痺させるような絶対零度の圧倒的な音響世界を繰り広げている。冒頭、オルゴールが奏でる物悲しい旋律で幕を開け、やがては角を落とし丸みを効かせた微細ノイズに虚空の永続瞑想的持続音が響き渡る。本作も他のØ名義の作品同様、極めて中毒性の高い麻薬電子音が浮遊しそれらが周囲の空間をゆっくりと捻じ曲げてゆくような非常にトリッピーな作品である。更に規則的な4/4クリック・ビートからポリリズミック・ビートへの変換−今作ではこのポリリズムという形態を取り入れ、幾つかのリズムが互いに鬩ぎ合う中で生じた奇妙なズレが、変則的でそしてまた奇妙なグルーヴを生み出している。終盤ではダブの手法のみを抽出し研磨したØ流のミニマル・ダブで更にディープに霞み掛かった空間へと変化し、ラストは再び冒頭のオルゴールの音色で幕を閉じる。

この作品においてもMika Vainioのその偏執的/偏狂的とも取れる程の音響美学は聴く者を見事に圧倒するだろう。そしてまた驚くべきは10年以上前の1996年のリリースにも関わらず今現在も、そしておそらくこれから10年後にも全くの時代性を感じさせないであろう、いつの時代にも決して属さず当て嵌まる事のない「非時代性」がMika Vainioの作る音楽には一貫して存在しているのである。