『Peace Lab 2007』

Peace Lab 2007  Peace Lab 2007

2007/08/10(FRI)、2007/08/11(SAT)
『Peace Lab 2007』
@Art Cafe Chim Chim Cherry

One Day 1500yen+1Drink
Two Days 2000yen+2Drink

“音楽×アート×人”が交わる
濃密な二日間
08/10 17:00−24:00
08/11 15:00−24:00
※出演者等はフライヤーを参照
(クリックで拡大表示します)

Art Cafe Chim Chim Cherry
神戸市中央区相生町4‐6‐7
http://www.chimchimcherry.com/
Tel/Fax078‐764‐2626


Eye Of The Storm

Mirror-Eye Of The Storm
   ■Artist : Mirror
   ■Title : Eye Of The Storm
   ■Label : Streamline
   ■Release : 2003
   ■Sample :




MirrorとはAndrew ChalkとChristoph Heemannの二人を中心メンバーとし、時としてご存知アメリカン・オルタナシーンの顔Jim O'RourkeやH.N.A.S.でも活動するギタリストAndreas Martinらも参加する流動的なユニットとして、アンビエント/ドローン/エクスペリメンタル・ミュージックシーンの中でも一際目立った存在と知名度を持ったユニットである。

本作は1999年に彼らの1stアルバムとしてLPのみ165枚限定でリリースされていた作品が2003年になってアメリカはDrag CityのサブレーベルであるStreamlineよりCDとして再発されたものである。
『Eye Of The Storm』、つまり『台風の目』と題された本作は正に嵐の裂け目に訪れる奇妙な静けさと、その周囲に渦巻く不穏な空気を感じさせるようなアンビエント/ドローン作品となっている。
全1曲、およそ43分に及ぶ本作は、冒頭から非常に厳かな梵鐘のような反復音がまるで水面に脈打つ波紋のように幾重にも広がり美しいハーモニーを描き出し、やがてその背後では吹き荒れる風を思わせるような荒涼とした持続音が展開してゆく。中でも、曲中に終始鳴り響くこの梵鐘のような音色は強い催眠効果と共にまるで涅槃を思わせるような安らかな寂静感を伴っており背後に流れるドローンの重苦しさとは対照的である。

中盤以降は特にこのドローンが高い緊張感とテンションを保ちながら全てを飲み尽くすような異形のサウンドスケープへと変容してゆき、圧倒的なスケールと空間に轟くような低音を伴って『台風の目』に覆い被さってゆく。その様はまさしく圧巻の一言であり、この作品の中でもハイライトと言えよう。
やがては再び梵鐘の音が美しく響き、まるで台風が過ぎ去った後のように辺りにその余韻のみを残し、穏やかな涅槃の音色と共に静かにアルバムは幕を閉じる。