Feast
... 2006.05.13.[Sat]

■Artist : V.A.
■Title : Feast
■Label : Tri-Eight Recordings
■Release : 2006
■Sample : ♪
日本発、バレアリック・トリップへの直行便。
地下音楽を発信する日本発のレーベル、Tri-Eight Recordingsの初コンピレーションアルバム。
参加アーティストも DJ Kensei、Upsets feat Zero、Slow Didi、GoRo、Kentaro Iwaki(ex.Dub Archanoid Trim)、Jebski and Yogurt、Expe(ex.Nutron)とアンダーグラウンド・シーンで活動する豪華アーティストが結集。それに加えてフィールド・レコーディングとして京都は紫竹の秘境レコード・ショップMeditationsが参加。
まずトライバルに脈打つ土着的なリズムと飛び交う覚醒的な電子音が眩しくギラついた#1、Upsets feat.Zero「Ethno(DJ Kensei Re-Edit)」でこれから始まる深い密林への扉が開かれる。
続く#2ではSlow Didiが強烈な雷鳴の音と共に地表すれすれの淡々としたベースがミニマルに打ちつけ空間的なシンセが彼方へ拡がっていく超低空トラックを披露、#4では先述した通りMeditationsがインドはタッテッカドゥ鳥類保護区で現地録音してきたという視界も脳みそも一気に開けたような極上のナチュラル・ヒーリング・トリップを味わわせてくれる。
後半は更に密林を分け入るようによりディープな深部へと導かれ快楽的で天上的なアンビエントにα波もドーパミンも垂れ流し状態、つまり非常にヤバく良い。
特に#6では凄まじいまでに寄せては返すギャラクティック・シンセの波が脳みその中で拡散するように一気に広がり・・・・・・そりゃもう脳みそ、ぱっか〜〜んって感じ。
時には強烈なグルーヴ、そして時には強烈なトビを放ちながら太古からのリズムをコズミックな電子音で紡いでいく。急上昇、急降下、急旋回は当たり前、ダンス、チル、メディテート、とにかく何でも御座れって感じのトビにトんだ真のトランス・ミュージック。
More or Enough
... 2006.05.13.[Sat]

■Artist : Taichi
■Title : More or Enough
■Label : Revirth
■Release : 2006
■Sample : ♪
前作「Weekend Control(→過去記事)」からおよそ3年、GroupやStimではドラムスティックを握りまたソロに於いてはエレクトロニクスを操る次世代を担うブレイク・ビーツアーティストでもあるTaichiの3rdアルバムが3年振りにようやくリリースされた。リリース元はもちろんRevirthから。
今作ではゲストもGOMA(Dederidoo奏者)、U-zhaan(exASA-CHANG&巡礼)、MASTERPATA(ex.Dry&Heavy)、Ige(ex.Group)と多くを迎えより多彩でカラフルなものに仕上がっている。
冒頭から彼の、彼らしいサウンドに思わず頬が緩む。
アナログ感漂うロウ・ビットのチープで愛くるしい長閑なメロディー、リズムは軽快なステップを踏むようにグルーヴィーに跳ねまくる。伸びやかなアープ(?)の拡がるような音色はドリーミーで思わずうっとりさせられる。
続く#2では折り重なる電子音によるハーモニックな揺らぎと躍動的なビートが美しく絡み合う。
GOMAをゲストに迎えた#3は個人的にはもう少しはちゃめちゃに遊んで欲しかったかな?
この手法に関しては偉大な先達がいるからね・・・・
それに比べるとタブラをフィーチャーした#4はエキゾチックで乾いた音色のタブラに電子音によるアンビエンティッシュで情感溢れるメロディーがうまく混ざり合いドラマティックな展開へと導かれる。
そして#6では自身の所属するGroupでの盟友でもあるIgeを迎えアルバム中最もセンチメンタルな楽曲へと仕上げている。Igeの優しく奏でられるエレキ・ギターの切ない音色と細やかな処理を施した電子音の繊細な響き、そして徐々に盛り上がりを見せるグルーヴィーで跳ねたリズムが渾然一体となってラストへと疾走するさまはアルバム中のハイライトともいえる。
前作でのピュアで弾けんばかりのサウンドはそのままに今作ではよりグルーヴ感を意識した明朗で澄み切ったTaichi色を存分に発揮した作品ではないだろうか。








