Now I'm Rendered Useless

Twerk-Now I'm Rendered Useless
   ■Artist : Twerk
   ■Title : Now I'm Rendered Useless
   ■Label : Force inc.
   ■Release : 2001
   ■Sample :
   myspace.com


ストレンジでいびつ、且つ非常に内に篭った感のあった奇形音響クリック作品をリリースした3rdアルバム「Living Vicariously Through Burnt Bread」(過去記事)から遡る事2年、Twerk名義のShawn Hatfieldによる2001年リリースの2ndアルバム「Now I'm Rendered Useless」。
レーベルもサブ・レーベルであるMille Plateauxではなく親元のForce incからという事で3rdアルバムに比べてよりはっきりとした4つ打ちのフロア志向の強い作品となっている。

3rdアルバムは全体的にかなりアブストラクトな印象でドイツ・パルス系の諸作とも共振するような音響作品(それでも十分にTwerk色)だったが本作は所謂真っ当?なクリック・テクノ作品に当たるだろう。それでもやはり個々の音使いからは奇形/変態的な片鱗が垣間見える。

コラージュ・サンプルや金属的な微細ノイズを随所に用いながらも耳当たりは非常に良く骨格的で硬質なビートにぐんぐんと引っ張られる展開となっている。リズム主導のコロコロとした球体系トイ・サウンドやロー・ビットのチープな音使いには思わず口元が緩んでしまう。
音数を絞り上げる事にはそれほど意識的ではないように感じられるが上モノを中心とした細やかな音やギミックに溢れた音使いはやはり確信犯的である。
中でも音の粒子、特に細やかなリズムを刻むグリッチ・ノイズが四方八方に分裂・飛散・収束を繰り返すように展開しながら、やがてはかっちりとしたグルーヴにはめ込んでる様は非常にファンキーでありスリリング。
うーん、やっぱこの人好きだわ・・・